インナービューティー

美肌を保つために

多くの女性が肌を美しく見せたいと願っている。「肌は内面を写す鏡」と云われるように、美しさを単なる外見の美しさではなく、内面から生み出される美しさとして、心身ともに健康で充実した快適な生活習慣が大切と考えている人が多いことも事実である。美肌に対する意識は、10年前と比べて、幅広い年代で高まっており、実際の年齢より若く見られたい女性は20代の女性にまで及んでいる。

美肌とは一言でいうと、健やかで美しい素肌のことである。目で見たり手で触れたりして実感できることはもちろん、見えない肌内部でも健やかさ・美しさの条件がそなわっている肌でなくてはならない。

表皮のいちばん外側にあり、外界と接する角層は、水分を保持して肌のうるおいを保つ保湿機能と皮膚からの水分の蒸散を防ぎ、物理的・化学的刺激から皮膚を守るバリア機能という2つの大切な役割をもっている。角層は1μmほどの扁平な角層細胞が1520層重なってできている。ちょうど髪の毛の断面の1/10ほどの厚さで、みずみずしいうるおいのある素肌を保つためには角層の状態がとても大切である。

では、状態の良い角層とはどのようなものかというと、①水結合分子がじゅうぶんにあり、②セラミドなどの角質細胞間脂質の配列が良く、③CE (Cornified Cell Envelope; 角化不溶性膜)が完成し、④皮脂膜の状態が良く、⑤角質剥離酵素が順調に働き、⑥pHのバランスがとれている状態である。